信用情報の回復

事務所を開設させて頂いた当初から「住宅ローンの審査が通らない」「カードの審査が通らない」「自分名義の携帯電話が欲しい」等の「信用情報」についてのご相談を多く頂きます。

何かしらの「訳」があって審査が通らない事が多いです。

その訳には、

「過去の借り入れや買い物・携帯電話の支払いの遅れ」があったので、審査に通らないと言った原因が殆どです。

「過去の延滞の件」や「遅れがちに払っていた支払いの件」 

「過去の債務整理や自己破産手続き」をされた方は、事情によってはその内容が信用情報からずっと消えずに信用情報上残っている事も多いです。

当事務所は、そのような「信用情報回復」のお手伝いをさせて頂いておりますので、お気軽にお電話ください。

遅延解消

異動情報(ブラックリスト)の中に「遅延解消」という用語があります。

意味は読んで字の如く、支払い遅延が解消している状態の事です。

支払いを怠ると、遅延や手数料遅延という事故情報が付きます。

この状態を解消すると、遅延解消という事故情報に切り替わります。

この「解消」にも定義があり、完済した場合・リスケジュール等の支払い条件変更後に「3回以上正常に入金が行われた」場合に切り替わりますので、

せっかくリスケジュールされた後に、支払いを遅れてしまうと個人情報に傷がついたままの状態になってしまいます。

支払い条件変更後の支払いは、取り決め通りに行う事をお勧めします。

スーパーホワイト

最近作られた「造語」で、

この言葉の意味は「ある程度の年齢でクレジットヒストリーが全くない人の事」を指します。

現代のカード社会で、キャッシングやショッピングの履歴がなく、信用情報機関に何の登録もない為住宅ローン・自動車ローン・各種クレジットカード審査に落とされやすいとされています。

こういった状態が悪い事だとは思えませんが、貸す側からみると何も情報がないというのが「怪しい」と判断される事があるそうです。

住宅ローンや事業者ローンの様に、大きな目的があるローンなどを組む場合などは、何かしらのカードだけでも作っておいた方が良いかもしれません。

分割払い契約

カードなどで払う分割払い契約は、個人信用情報上では「貸付」という位置付けになります。

ですので、毎月の分割払いの支払いを怠れば信用情報に登録されます。

例え少額の支払いでも、最後に払う端数の金額でも、遅れて支払えば「延滞」です。

延滞の期間が、61日以上あれば信用情報に事故情報として登録される可能性があり、もし事故情報が登録されてしまうと、その情報は完済後5年間は消えません。

少額の支払いや最終回分の支払いをきちっと行わないと、事故情報として登録されてしまうという事を覚えておくといいでしょう。

ネットの一括審査サイトに注意

インターネットで消費者金融へ「一括審査」をするというサイトが幾つかあります。

そのようなサイトへ申し込みをすると、すごい数の申し込みを一気に金融会社へしますので、その時点で、大体の金融会社は貸してくれません。

では、何故「一括審査」などというサイトがあるのか?

それは、そのサイトが、各消費者金融会社とアフィリエイトの契約を結んでいて、サイトの運営者としては本人が契約出来ようが、出来まいが関係ないのです。

サイト運営者側は、1社の申し込みで、数百円~数千円の利益になりますので、数多くの業者に申し込みします。

その結果 本人は俗に言う「申し込みブラック」となってしまいますので、お金を借りれなくなってしまいます。

この様なサイトに申し込むと、信用情報上で6か月間はご自身の与信に傷が付きますので気を付けましょう。

例え100円の支払いが遅れても

例え100円の支払いが遅れても「延滞は延滞」です。

金融業者や携帯電話会社は、ルールに従い信用情報に事故情報・異動情報を登録します。

昨日も同じ様な内容の事を書いていますが、最近は本当にこの様な相談が多いです。

少ない金額でも「延滞は延滞」なので、金融事故扱いとなってしまいますので、少額の入金もきちんと支払う様ご留意ください。

過払い金請求と信用情報

テレビやラジオ・ネットで過払い金請求の広告をよく見かけると思います

過払い金は、利息制限法の金利よりも高い金利で返済されていた方に発生します。

ですので、最近借りたばかりの人や利息制限法の金利以内で契約をしていた方には過払い金は発生しません。

最近、お年の若い方が、過払い金請求が出来るんではないかと問い合わせを頂きますが、上記に当てはまらないケースが多いので過払い金が出ない事が多いです。

過払い金が発生していて、過払い金を取り戻せた方は「完済扱い」されますので信用情報に傷がつきません。

ただ、過払い金が発生していない状態で、弁護士事務所や司法書士事務所に過払い金の調査依頼をしてしまうと、ご自身の信用情報に傷がついてしまうケースが多いです。

これは、弁護士事務所や司法書士事務所の請求の仕方に問題があるのですが、その事を認識していない事務所が多いのが現状です。

当事務所では、過払い金の調査を依頼されても個人の信用情報に傷がつく方法では調査いたしませんので、お気軽にご相談下さい。

生命保険会社と個人信用情報機関

最近、信用情報がブラックなので、生命保険に加入出来ないのではないか?

という問い合わせがよくあります。

生命保険会社は、個人信用情報機関のCIC・JICCに加入していないので、金融の個人情報に傷が付いていても、年齢や健康状態がクリアしていれば加入出来るはずです。

生命保険会社の契約者貸付という制度がありますが、こちらの支払いが遅れてしまっても、CIC・JICCの信用情報には傷がつきません。

CRDB

CRDBとは、銀行・信販会社・消費者金融会社が使う電話番号検索システムの事です。

CRDBには、個人名・事業者名・郵便番号・住所・電話の開設日・事業者の場合は、業種までが登録されています。

CRDBの主な使い方は、申込者の連絡先の電話番号と住所が一致しているかどうかの確認であったり、事業者の方の場合だと、その電話番号が電話帳に公開されているかいないか等を調べる為に使われています。

ですので、事業者の方の申し込みの場合は、電話帳に事業所の電話番号が公開されているかどうか等を調査されています。

事業所の電話番号の名義と住所が、申込と相違がないかどうかを確認するツールとなっています。

事業承継などで電話の名義を変更していない場合、融資等を通したいとお考えであれば、キチンと変更しておいた方が良いでしょう。

債務名義

個人や会社から借りたお金には「時効」があり、一定期間返済をしていないと、債権者が法的に請求が出来なくなります。

ただ、債務者(借り主)が債務を承認したり、債権者(貸した側)が、裁判所に訴えて「債務名義」を取得された場合は10年間時効が延長されてしまいます。

貸主が裁判を起こした場合は、裁判所から手紙が本人の元に送達されます。

この手紙を無視すると、時間的に時効が成立していたとしても裁判所で債務名義を取得されて、時効の期間が延長されてしまいます。

裁判所からの郵便物が届いた場合は、お気軽にご相談ください。